宝達志水の人ならしっくりくる、実は自慢のあんなこと。
言われてみればそうだった、再発見だよ。こんなこと。
地元民だからわかる、思わず「ほー!」と言っちゃうネタ、集めました。
子どもの頃からお祭りの練習などで関係が深い集落の⻘年団。引っ越して、2 つの集落 をかけもちする団員もいるほど。祭りの花形は獅子舞。舞から鐘や笛の音まで、集落ごとに違うとか。
平成27年から、かつてあった1000円の自己負担制度を廃止し、18歳までの医療費が完全無料に。安心して子育てができる。
土地代が比較的安く、⻑男夫婦は実家に、⻑男以外はじいちゃんの畑だった土地に家を建てるということも多い。
今浜海岸伸びる全⻑約 8 k m の海岸道路「千里浜なぎさドライブウェイ」は、一般の自動車はもちろんバスや自転車、なんでも走れちゃう、日本唯一の砂浜。砂のキメが細かく、さらに砂が海水を含んで固く引き締まるから、らしい。
町を流れる宝達川は、川底が地上よりも高いところにあるという摩訶不思議な川。川を越えるためにわたるのは、橋じゃなくてトンネル。氾濫をおさえようと繰り返し堤防を築いた結果、いつのまにか、こんなに高くなってしまったとか・・・。
毎年9月頃になると、宝達山頂へ渡り蝶「アサギマダラ」が飛んでくる。羽に名前を書いて、どこからどこへ飛ぶかを調べるアサギマダラマーキングは、毎年の恒例行事。宝達山を飛び立ったあと、鹿児島にたどりついたという報告もある。
町と同じ名前をもつ寳達典久(ほうだつのりひさ)町長。
「ほー」というと「ほー」と返してくれるらしい・・・
敷浪、宝達、免田、どこで降りても宝達志水町。
52の集落があるものの、集落ごとに違いもある。苗字もその一つ。◯◯さんが多い集落、△△さんが多い集落など色とりどり。初対面でも、苗字を名乗ると「あそこの在所か」と当てられちゃうことも。
集落では顔見知りばかり。「あんたんちの子、あんな遠く歩いとったしこんな時間 に危ないから帰るように言っといたわいね」といった具合に、地域全体で子どもを見守ってくれる。
玄関先に、ご近所さんから野菜のおすそわけが置いてあることもしばしば。しかも、ほとんど無農薬。野菜の大きさや形、種類を見れば誰のつくった野菜かがわかるそう。
町の果実といえば、なんといってもいちじく。けれども実は、高級ぶどうルビーロマンの生産量も宝達志水町が1番というのは意外と知られていない。
能登の中でも平地が多い宝達志水町は豊かな米どころ。ご近所さんや親戚からお米をもらうことも少なくない。「パン食うな、米から食べろ」といわれて育った人も。
能登らしいお米、野菜、魚介はもちろんのこと、能登半島でもここしかない食の名物が多い。
能登最高峰の宝達山は、かつてほんとうに金が採れた山。それに加え、北アルプスと日本海を一望できる眺め、登山やヒルクライムも楽しめる、まさにありがたい宝の山。
お腹がすいたら、山に自生しているグミの実、やまぶどう、木いちごなどを、ちょっとひとつまみ。
宝達山から流れる豊かな水は町の恵み。農業用水としてはもちろん、山手の集落では今も、水道のかわりに山水が使われている。
保育所には、ほぼ全員入れる。加えて、町には2つの児童クラブもあり、はたらくお父さんお母さんにはうれしい環境が整っている。
移住者が14キロ太ったという話も。
古墳群、末森城跡、モーゼが眠るといわれる森など、マニアにはたまらない名所が多い。古墳公園は桜も有名で、春には1000本の桜が咲き乱れる。