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町役場の宝活

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Talk #15

町民のみなさん

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町民のみなさん

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第6回 宝活会議

11/17(土)に行われた第6回宝活会議の報告です。

11月17日(土)に、第6回宝活会議を開催しました!
ご参加していただいたみなさん、ありがとうございました。

「宝活会議」は、宝達志水町に関わりのある人の情報交換・交流・学びの場として、町が開催するオープンな会議です。
今回の会議は、活動の継続と活性化に向けて、前回の宝活会議の講師である広石さんのお話も振り返りながら話し合いを進めました。
参加者は10名でしたが、今後の活動に向けて中身の濃い話し合いとなりました。


今回のプログラムは以下のとおり。
・やるまい会「宝とウォーク」の活動報告
・第5回宝活会議の振り返り
・グループディスカッション

やるまい会「宝とウォーク」の活動報告

はじめに、10/21(土)に行われた「宝とウォーク」の活動報告をやるまい会・杉谷さんにしていただきました。

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宝とウォークは、みんなで写真を撮影しながら歩きまわり、北川尻地区の「いいところ」を再発見しよう!というイベントです。
カメラの技術は問わないのでとても参加しやすいのが特徴。
みんなで撮影した写真上映会では、「なるほどー!」とか「これ、どこで撮ったの?」と声があがり、いつも見慣れた景色が新たな作品となって北川尻地区の良さを見つめる機会になりました。

杉谷さんから写真を中心に当日の様子をプレゼンしてもらい、その後、こうした活動をどのように発信するか?という話にも触れていただきました。

「活動の発信には、メディアのミックスが必要」
「公式のメディアに固執しすぎると、情報の拡散に阻害もある。
『公式』『半公式』『個人』間を流動的に使い分けることも必要なのでは」
という切り口は、「宝活」の発信にもつながる内容です。

また
「4月のさくら祭りでは、宝活のみなさんと協働したい」
「やるまい会として、みなさんの活動にも参加したい」
「他の地区でもやりたいね」
と、宝活メンバーとの連携も具体的なイメージが広がり、みなさんも大いに刺激を受けたご様子です。

第5回宝活会議の振り返り

続いて、計画情報研究所の須田さんから第5回宝活会議の内容の振り返りです。

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前回の宝活会議は、株式会社エンパブリックの広石拓司さんをお招きして「教えて!広石さん!つぶやきをカタチにするキホンの流儀」というテーマで行われました。

地域でのプロジェクトを行うときに陥りがちな思考のパターンや、活動を進めるにあたっての考え方について改めてポイントを整理。

・未来に対して具体的なイメージを持つこと
・自分の役割や社会関係資本を自覚すること
・活動の振り返りをして、共有すること
など、今後の「宝活」において重要になりそうなキーワードを中心に振り返りを行いました。

「『宝活』の取り組みは全国的に見ても先進的である」や「宝達志水町は町民がやりたいことを生き生きと取り組んでいる状態になっていることが地域ブランドである」という広石さんからのメッセージも紹介されました。

グループディスカッション

ここからは、参加者同士で今後の「宝活」について考えていくディスカッションです。

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町役場の担当者からは
「原点に立ち返って、ブランドとは何か。選ばれる“理由”がある。質、品揃え、体験価値など、選ぶ理由は人それぞれ。宝活の活動も少しずつ町内外問わず、参加したい!と選ばれるようになってきました。次のステップは、この活動をより多くの方に知ってもらうことが重要になってきます。役場として、プロモーションに今まで以上に力を入れ、皆さんの活動を最大限“周知”の部分でバックアップします!もちろん私たちだけがPRを行っていても、皆さんの活動の質を高めていかなければ、多くの方に選ばれる“ブランド”にはなりません。それぞれ協力しながら質を高めていくことで、相乗効果が生まれ、町が活性化する。補助金が無くなった瞬間、活動自体もなくなってしまうようなもったいないことはしたくない。そのためにも参加者自身が“活動の自立、自走”できるような仕組みを確実なものにしてほしい」
という話がありました。

そこで今回は、「宝活」をさらに活性化させ、自立的・自発的に進めていくにはどうしたら良いかをグループごとに考えました。

まず、そもそもこの宝活会議という場に何を求めているのか。
今一度、自分たちで振り返ってみました。

・つながりを求めて
・課題解決のヒント
・PRや情報交換

それぞれがこの宝活会議に対する想いを表明し、活動を活性化していくためにもこういった集まる場は必要だということを再認識し、メンバーで「集まる場」は、情報交換や仲間から刺激を受ける意味でも必要だという結論になりました。

さらに
・もっと自発的に運営したい
・継続していくことが大事
など、まさに活動の自立や自走に向けた前向きな意見も出ました。

では、今後メンバーで集まる場の運営を自立的・自発的に行うためにはどういう形が良いのか。
場所や時間など、集まる場のイメージを話し合いました。

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「場所」としてはこれまでは主に町の施設を使っていましたが、参加者からは各地区の集会場などが挙げられました。
また、我が家も使って(!)といううれしい声も!

地元のことをよく知っているみなさん。
他にも使いやすく雰囲気も良いところなどがいくつも挙げられ、こうした意見もこれまでのつながりがあるこそ得られる大切な情報だと実感しました。

また、「出席できない方のために、会議のweb中継を行ってはどうか」という意見も出て、どんどんアイデアが拡がります。

具体的な運営方法はまだ課題が残りますが、メンバーで集まる「場所」はなんとかなりそう、という結論になりました。

最後に、人を育てることはとても大切だが、労力がかかるといったご質問。
他人まかせではなく自らじっくりと取り組んでいくことが大事であり、これまでの活動と同じく、一歩ずつ地道に続けていくことが重要ではないか、という話になりました。

会議終了後もそれぞれの活動でどう協力していくかなど、自発的な意見交換を行い、みなさんの熱量を感じました。

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宝活会議の振り返り

これまでの宝活会議では、活動のアイデア出しが中心でした。

しかし、今回の宝活会議では「自分たちの活動をどう拡げていくか」、活動ごとの「つながり」をどう作り、発展させ、継続的に活動を展開していくか。
「宝活」の活性化、さらにはまちのブランドにもつながるという内容まで話が拡がりました。

活動をしていく中ではそれぞれさまざまな壁にぶつかってきたと思います。
壁を乗り越え、他の活動とのつながりや「宝活」全体に目を向け、『「宝活」のこれから』を議論することで、ステージが一つ上がったことを実感しました。

次回は「集まる場」の具体的な運営方法などについて話し合う予定です。

一段一段、着実に「宝活」が階段を登っている。
そんな印象を持った今回の会議でした。