#16
宝とウォーク
10/21(日)に宝とウォーク（フォトウォーク）が開催されました。
さわやかな秋晴れとなった日のイベントをご報告。
10/21(日)に宝達志水町北川尻地区で宝とウォークが行われました。
宝とウォークとは、写真を撮りながら地区内を歩いていいところを再発見するイベント。
主催はやるまい会。
集落のために何か活動したいという思いから立ち上がったチームです。
参加者は総勢16名。
大人12名、子ども4名。そのうち、お住まいが北川尻地区の方は5名の参加。
なんと、東京から参加してくれた方もいらっしゃいました。
持ち物は、カメラ。
カメラ機能がついているものであれば何でもＯＫ。
ガラケー、iPhone、GoPro、フィルムカメラ、ミラーレスカメラ、1眼レフなどさまざま。
北川尻公民館からスタートです。
昔は小学校として使われていたようです。
木造の建物で、今もきれいに管理されています。
はじめに全員で訪れた場所は、喜多家。
喜多家とは、昔、加賀藩十村役という村を支配する役職の方が住んでいたところ。
現在は、国指定の重要文化財となっており、説明をしてくれたのは、実際に住んでいらした喜多さん。
大人も子どもも喜多さんのお話を真剣に聴きます。さながら大人の修学旅行のようで、皆さん興味津々です。
地元に住んでいる大人からは、「地元に住んでいるけど、喜多家のことは詳しく知らなかった。初めて来たよ。」との声も。
子どもからは、「昔のお家だったんだね。すごくおっきいね。」という声もあがりました。
普段から住んでいる場所だけど、
改めて地元を歩いて、お話を聴くと、新たな発見があります。
続いて「食料品 よねい」に立ち寄りました。
昔はいくつかあった食料品店ですが、現在ではここが地区で唯一の食料品を扱うお店です。
参加されている方からは、「気になっていたお店だけど、なかなか来る機会がなかった」という声も。
大勢の人でまちを歩いていると、地元の人も興味津々で声をかけてくれます。
北川尻のいいところたくさん撮っていってねと声をかけてくれました。
夕方が近づき、宝達山を眺めながら休憩。
不思議とみんな宝達山を眺めてしまいます。
歩き始めて3時間以上たち、歩き疲れた人もちらほら。
そして、まちあるきから公民館に戻ってきて、みんなが撮ってきた写真を見ながら懇親会。
懇親会では、写真だけではなく、あそこにカフェがあったらいいよね!!といったアイデアも出て、大いに盛り上がりました。
特別賞に輝いた写真はこちら。
夕日と海の写真。
北川尻ってこんなにきれいな海があるんだよ、ということを伝える作品でした。
ゆっくり時間をかけてまちを歩きながら写真撮影。
みんなで同じ道を歩いたけど、写真におさめたものはみんなばらばらでした。
地元の人も、町外の人も、大人も子どもも、一緒にカメラを構えて歩くという、不思議な雰囲気でしたが、楽しい一日となりました。
居住地や年齢などさまざまな人たちが集まり、ごちゃ混ぜになって歩くことで、町外の人が町に住んでいる人からリアルに町の魅力を聞くことができる機会。地元の人も普段気づかなかった町の魅力を再認識する機会となりました。
北川尻だけではなく、他の地域でも開催できるといいなと思えるものでした。（伊藤）
