PROJECT

町民の宝活

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#17

宝達山で植栽を行いました

10/30(火)に初めてフジバカマの苗植えが行われました。
秋雨となった、能登最高峰の宝達山からのご報告です。

10/30(火)に宝達山頂公園にてフジバカマの苗植えが行われました。
宝達小学校の6年生11名が参加しました。

今回、子どもたちに教えてくれるのは宝達山ファンクラブの皆さん。

宝達山ファンクラブの会員は70名ほどいらっしゃるとのことで、
普段は、宝達山の遊歩道“こぶしの道”の整備をしてくださっています。

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子どもたちへ熱心に説明をしてくれる宝達山ファンクラブの金津さん

雨が降る中、みんなでフジバカマの苗植えを行います。

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宝達山ファンクラブの皆さんが、子どもたちに植え方を教えてくれます。

フジバカマとは、秋の七草としてよく知られ、万葉集にも記されている花。
この花をよく好むのがアサギマダラという蝶です。

アサギマダラは、「旅する蝶」として知られ、いろんな地域を移動するとのことで、見つけられることは貴重なことなんだそう。


しかし、宝達山ファンクラブのフジバカマの植樹活動のおかげもあり、宝達山では数多くのアサギマダラが確認できます。
秋になると、アサギマダラをひとめ見ようと全国から人が集まります。

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100株のフジバカマを植えます。手分けをするとあっという間に終わりました。

室内に戻り、「今日はどうしてフジバカマを植えたのか。」や、アサギマダラが飛来する仕組みのお話しを金津さんに教えていただきます。

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子どもたちに丁寧に教えてくれる金津さん。

今日植えたフジバカマは秋に咲くので、また家族と見に来てほしいというお話もあり、子どもたちも真剣にお話を聞きます。
みんなの力で楽しい宝達山にしていこうという力強いお言葉もありました。

金津さんがなぜ子どもたちと植樹活動を行っているのか。
それは、「子どもたちが宝達志水の良さを知り、町を愛してほしいから」とのお答えでした。

そして、植樹活動に参加してくれた子どもたちがやがて大人になり、将来自分の子どもをこの宝達山に連れてくるという、世代を超えたつながりができてほしいという願いも込められていました。

「今後も活動を続けていきたい」と力強く語る金津さん。
その姿はとても頼もしいものだと感じました。(伊藤)