宝達山を支えるファン
―― 宝達山ファンクラブは、どんな団体なんですか。
橘さん:もともと主人たちが「こぶしの路」を作ったり宝達山のことに取り組んだりしてい、それを見た役場の方が「何か組織を立ち上げよう」と発案してくれたんです。それでできたのが「宝達山ファンクラブ」。登山道の草刈りやお掃除をしたり、年間を通じてイベントを行ったりしています。年会費は500円で、チラシを作ったりイベント時にふるまう食事代にあてています。
今年も、11月10日の土曜日には、自然観察しながら登山した後、山頂で地元のコケのきのこ汁を提供する予定です。
―― 地元のコケできのこ汁・・・魅力が過ぎますね。現在、会員は何名ほどいらっしゃるんですか?
橘さん: 6、70名くらい所属していますが、実際に動いているのは7人ですね。登山道の草刈りなんかは肉体労働なので高齢の方の参加は難しいし、若い方も会員にいるけど、やっぱり勤めている方がほとんどなので平日の活動はできないですし。でも、上がってくるついでに「草刈りするために、鎌持ってきたよ」とか、若い人も協力してくださっています。もちろん誰も通らなくなってしまえば道にも草が生えますから、登ってくれることだけでも、一つの大事なボランテイアです。
あら!噂をすればなんとやらだわ。ちょっと彼にも話を聞いてみてください。彼もファンクラブのメンバーなんですよ。ちょっとちょっと。
―― えっ?
男性:えっ?
橘さん:さあ、ほら。
―― あっ・・・えっと、なんだか、突然すみません。かくかくしかじかで、これは宝活のお仕事自慢といって・・・あ、あの、失礼ですが、お名前は・・・?
男性:井ノ山です。
―― えー、では、井ノ山さん、少しお話お伺いしてもいいですか?
井ノ山さん:あ、はい・・・